2018年2月10日土曜日

2月9日 手紙なし



昨日は
ひとりで家に置いていかれるのを
嫌がる父をなだめつつ
大先輩のお友達に会ってきた

今の私とまるで同じような境遇で
ご両親の介護を10年以上されていた方で
いろんな話が聞けたのと
とってもお元気なのを知れて
すごくうれしかった

この状況からはもう逃げられないし
せっかく帰ってきてるんだから
こっちでちゃんと生活しましょうよ
と  次にまた会う約束をしてくれた


鎌倉を離れて15年も経ってしまった上に
こころは山の中に残っているし
今の状況もまだ落ち着かないし
友達とわいわいやるエネルギーも湧いてこず
ここに帰ってきても
なんだか宙に浮いてる感じで
人と交流を持つ気にもなれなかった

でも  昨日は鵠沼海岸の商店街を歩いて
冬ののんびりさが心地良かった

ひとりでも  街だったとしても
いろんなとこ歩いて
踏みしめて着地していったらいいのかな
と思った



父に帰ると言った時間まで
ちょっとゆとりがあったので
母のところに寄った

相変わらず甘えんぼだったけど
昨日より優しい顔になっていた

家に帰ったら父が
苦しくて死にそうだったと言っていた

笑って相手すると
父もついつい笑ってしまうようだ


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