2018年5月21日月曜日

5月21日



今日は介護認定の
審査の方が来てくれた

とても丁寧に聞いてくださったので
最後にはもう
言い足りないことはなかった


父は寝込んでいたけど
ベッドからきちんと
名前や生年月日を答えていた

今の季節を聞かれて
「5月だから春だけど
夏になりかけてる春」
と言っていた


久しぶりに寝込んで3日目になるけど
頭はクリアなようで
今日はすんなり出かけさせてくれた

最近の鎌倉は  平日でも車が多くて
そこここで渋滞にはまる

早く帰らないと
父が不安になってるんじゃ。。
と心配になる

何も気にせず寝てるかもしれないし
全然不安になってないかもしれないのに

せっかく外にいる時間を
心配して過ごすのは
もったいないなと思った


そこで
自分のこころを観察しながら
最近お気に入りのケーキ屋さんに寄ったり
大仏に来ている外国人観光客を眺めたりして
予定より1時間半もオーバーして家に帰った

何事もなかったような顔して
父にお昼を作って食べさせた

全く何事もなかった


2018年5月19日土曜日

5月19日



介護をすることになり
いろいろ調べたり
経験者の意見を聞くと
自分一人で抱え込んではいけない
ということと
採点するなら60点くらいでいい
というのは  よく聞く話で

私はずっと
いつも誰かに助けてもらって生きてきたし
頑張り屋さんだけど
サボリ魔でもあるので
がんばりきれない性格は
今の状況では短所ではないんだな
と思えている

決して介護に向いてるとは思えないけど
自分のレベルに合った課題が
与えられたのだ  と思う


「何者でもない者になる」ことに決めてから
現実に自分が置かれている状況が見えてきて
これからどうやって生きていくか
ぼんやりと輪郭が見えてきたような

それでも決めない
目を薄ーく開いて
わざとぼんやりとさせておくのだ

目の前にあることだけに
集中するのだ



昨日  父が1ヶ月ぶりに
お風呂に入った

とても晴れやかな気分になった


2018年5月17日木曜日

5月17日



5日頑張って父は
昨日今日と眠り続けた

起きたらご機嫌斜めで
今こうなってるのは
私の言うことを聞いてたせいだと言った

ここのところ
ずっとやさしくかわいい父だったので
久しぶりの八つ当たりに
ショボンとなったけど
そういうこと言いたいんだな
と思えた


山の家の村の仲良し夫婦が
留守の間  家に
時々風を通してくれることになった

ありがたいな

村で出会ってからずっと
お世話になりっぱなしだ

お世話になるってのはいつも
一方通行な気がする

すごくお返ししたい相手には
返しきれないケースが多い

その分他の誰かに注げたら
ぐるりと回って届くかな
届いたらいいな


淡路島の心に風さんからも
良い香りのするお便りが届いた

家にもこころにも
心地良い風が吹くのは
みんなのおかげ


2018年5月15日火曜日

5月15日



5日目の今日も
父は朝から元気元気
に見えたけど
今日はすっぽり幻視モード

そんな父をケンチャンに任せて
私は朝から病院に行ってきた


鎌倉に戻ってから
右脇腹から背中にかけて
徐々に重たい痛みが続くようになって
さすがに気になっていた

きっとストレスで
十二指腸潰瘍とかに
なりかかってるのかな  とか
余計なことを考えてしまうので
ひとまず血液検査をしてもらおう!と
久しぶりに歯医者以外のお医者さんに
かかってみた


さっさと結論を言うと
筋肉痛だって  笑
生活が変化したので
使う筋肉が変わったんだと

しっかりラジオ体操してね!
と言われた


こころもからだも
やっぱりバランスが大事らしい

私はストレスにも負けず
すごく健康だということが証明された


2018年5月14日月曜日

5月14日



4日目も父は起きてきた

どうしちゃったんだろう

本当はそれが正常なんだけど

朝ごはんも昼ごはんも
食欲ないとか喉が詰まるとか言いながら
なんだかんだでしっかり食べて
おやつのブルーベリー豆乳も催促した


頂き物の手作りブルーベリージャムに
豆乳を入れると
ヨーグルトみたいにトロトロになって
おいしくて止まらない!


今日はもう
家の中が夏みたいに暑くて
暑がりの父共々
こっちでの夏が乗り切れるか心配だ

今のうちに体力つけてもらって
気力も回復してもらって
お風呂に入れるようになってほしい

インターネットで調べると
おばあちゃんが
お風呂に3年入ってくれなかった
なんて
書いてあったりするもんだから

そういう意味でも
今年の夏は
お手柔らかにお願いしたい


2018年5月13日日曜日

5月13日



2日起きてたら3日目には寝込む父が
3日目も朝からしっかりごはんを食べた

サプリと野菜ジュースが効いてきて
体力が出てきたのかな


しかし言動も行動もあやしい

夜自分の部屋にいると
電車に乗せられて九州や北海道まで
連れて行かれちゃうから疲れる  と
一階の母の部屋で寝たがるようになってきた

でも結局母の部屋にも
幻視のお客さんが来てしまうので
どこにいても寝れなくて
朝までウロウロして
最後は自分の部屋で倒れるようにして
布団もかけずに眠っていた


そのうち自分の家だということも
私が誰かもわからなくなるかもよ
と言ったら
もう私の名前は
わからない時がある  と言ったので
まあそんなもんだよね〜〜
と一緒に笑った


2018年5月12日土曜日

5月12日



約2週間ぶりに
ケンチャンが帰ってきた

そこで昨日はゆっくり
カメラを見に出かけさせてくれた


いつも鎌倉のパン教室に来てくれていた生徒さん
おじいちゃんの代からカメラ屋さんで
いつもパンの写真を撮ってくれていたから
カメラについて教えてもらえないか
軽い気持ちで相談してみたら
一緒にカメラを見に行ってくれることに

ずっとカメラ屋さんの店員さんもされていたから
すごくフラットな視点で
いろんなカメラについて知れるように
丁寧に説明してくれた

その上で  どんな写真を撮りたいか
とか  使いやすさとか
重いとか軽いとか
ちゃんと絞られていくもんだな〜

なんかすごく贅沢だった


その上
カメラを一緒に選ぶことが
きっかけに過ぎなかったかのように
いろんな話ができておどろいた

想像もしなかった激変の経験を経てきた人は
確かにいろんなことを感じて学んでいて
今激変を経ている者の身になって
理解しようと寄り添ってくれるのだった

私にもそんな技が
身につくようになるのならば
今って自分の未来にとって
鍵になる時間だなと思った



昨日すごく元気だった父
今日は食欲ないみたいだけど
いつもなら寝込むはずが
寝込まず比較的ごきげん

風の男ケンチャンが
新しい風を運んできたか


2018年5月10日木曜日

5月10日



街に暮らしていると
面倒なことがある

いろいろひしめき合っているから
ガス屋さんを安いとこに変えたら
前のガス屋さんが
もっと安くしますから〜〜と言ってきて
新しいとこと前のとこの
板ばさみになってモヤモヤする


うちは母が外に出れなかったので
ご近所さんの情報を得られなかったようで
知らずにずっと高いガス代を払ってきた

そこで変えようとしたら
もっと安くできると言われても
なんとも言えない気持ちになる


山の家なんて  選択肢がないから
余計な気持ちを抱かずに済む

選択の余地がないことの
良い側面てのもあるんだな

やるしかないって
それはそれで
ありがたいことでもあるんだな

(どうしても心の中では
あまちゃんのセリフのように聞こえてくる)


2018年5月8日火曜日

5月8日



昨日は弟家族が来てくれて
私を出かけさせてくれた

ちょうどニセコから
保土ヶ谷が実家の友達が
来ることになっていたので
うちでおやつを食べる予定だったのを
外でランチに変更した


久しぶりに会う人は
何故かだいたい誰でも
共通した変化を見つけられて
面白いものだ

昨日会った友達も
いろいろ激変していて
それでいて同じようなところに生きていて
話が尽きなくて楽しかった


不思議なことがもうひとつ
弟家族が来てるタイミングは
何故かいつも父はクリアな時なのが面白い

弟はどっぷり幻視モードの父を
知らなくていいんだな  と思う

今日はまた  朝から幻視モードの父
幻視モードの時は
何故か表情がかわいい


世の中不思議なことだらけ


2018年5月6日日曜日

5月6日



一昨日の父の幻視デーで
昨日は父も私もヘトヘト

父は寝たきり
私はYouTubeで
友達が勧めてくれた「あまちゃん」を見続けた


それでもごはんは食べたがるので
作って持って行く
昨日の父は
その度労いの言葉をかけてくれた

なぜかというと
数日前の父の夢か幻視に
(夢の延長で幻視を見ることも多い)
母も含め  親戚が勢ぞろいしていたそうで
みんなが
「美穂は秋口に肝臓を悪くする」
と言っていたんだと

幻視なんだから  気にしなくて良いよ〜〜
といつもなら言うところだけど
しめしめと  今回はしっかり乗ってみた

それは本当かもよ!
きっとストレスが原因だよ
夏の疲れも出るのかもね〜〜

と言ってみたら
それから幻視の真っ只中にも
「肝臓大丈夫?」
と聞いてきたり

娘に無理をかけないようにしないと
自分の身も危ぶまれる
ということも
自覚し始めてくれたのかもしれない


進行してる流れの上で
逆流させる術を考えて実行したり
バイオリズムの波を
観察して読み取ったり

ここは湘南
波に流されず
乗れるようになったらいいんだな


2018年5月4日金曜日

5月4日



父の幻視は  2日間現れて
2日間消えている
という感じのペースでやって来る

幻視が出てる間は
夜も邪魔されて眠れないので
2日目には疲れ切って
次の日には倒れて寝込む

寝込んだ日は本来の父に戻るので
しんどそうだけど
普通に話ができる

前は2、3日寝込んだけど
最近は丸1日寝込んだら
次の日は比較的クリアに1日過ごす
そしてその日の夜くらいから
また幻視が始まる


幻視の日は  言語障害も出て
何を言ってるのか全然わからなくなる

こちらから話題を投げかけても
大体スルーされてしまう

こっちもスルーしたいくらいだけど
父の見てる世界の話を聞いてほしいようで
ノンストップで説明してくるので
仕方なく耳を傾けてみるけど
全然言葉が聞き取れないのでウンザリする


幻視の対応の仕方も
否定すると傷つくので付き合ってあげる
と書いてあったり
幻視だよと教えてあげる  と書いてあったり
いろいろなので  両方やってみる

今日はまたウザかったので
パパ!  しっかりしろ!  目を覚ませー!
と怒ってみたら
我に返ってくれた

うちの母は
かかあ天下で鬼ヨメだったので
ちょっとくらいキツイこと言っても
父は傷つかないと思う  笑


2018年5月3日木曜日

5月3日



レビー小体型認知症の
特徴的症状である幻視は
初期に見られる症状だそうで
幻視がはげしい父は
一応まだ初期だという

レビーはうつも伴うそうで
その上幻視もあるものだから
うつ病や統合失調症と誤診され
抗精神薬を処方され
状態が悪くなることが問題視されているそう

レビーは薬の副作用が出やすいのも
ひとつの特徴らしい

父も始め  うつと診断されたけど
薬嫌いが功を奏し
副作用からは免れてきた

でも
今父が飲んでいる
数少ないレビーに対応している薬も
効果が出るのにちょうど良い量の振り幅が
とても狭い上に  人によって違うらしい

量や体質によっては
症状が悪化する場合もあったり

その上効果が安定するまで
3ヶ月くらいはかかるって

薬の扱いは  ただでさえ難しいのに
いろいろややこしくて
飲ませる方も神経を使う

その上薬を飲んでいても
症状を抑えることはできても
結局は進行していってしまうという


考えると
なにがなんだか
わからなくなるので
今日は強風
吹かれてみよう


2018年5月1日火曜日

5月1日



貧血気味な父が
「レバーを食べる  買ってきて」
と言ったので
今日は出かけられた

たまってたやることを
一通りやってしまいたくて
大船駅周辺をウロウロしていたら
あっという間に時間が経ってしまって
行きたかったケーキ屋さんに行くのは諦めた


家に帰ると  今日は気持ちが良いと言って
珍しくパジャマを脱いで
洋服に着替えていた父

相変わらずの症状は出てるけど
今日はクリアで元気な日

寝込む日が減ってる気がする
薬を飲み始めて1ヶ月
ほんの少しだけ効果が出てきてるのかな?


父が自分の病気についての
本を読むようになってきた

自分の病気を受け入れようとするようになった
薬も嫌がらず飲むようになってきた
やっと  このままじゃああかん
と思うようになってきた


「レビー」がなかなか
覚えられないみたいだけど

レビー小体型認知症であることが
わかってきた父

レビーはクリアな日と認知症な日が
代わりばんこにやって来る

クリアな日に
自分が認知症であることを受け止める

「あっち側の世界」が
自分の脳が見せてる幻視だということを
楽しそうに(その最中は大変そうだけど)客観視する

なかなか父らしい病気になったのかもしれない