2020年5月31日日曜日

5月31日




最近一番愛でているのはオクラの芽

まあるくて 成長が遅くて
なんとも可愛らしい

いつかあの有名なオクラに
ほんとうになってくれるのだろうか




インターネットが開通したけれど
なぜかまだやっぱり
ブログへのコメントのお返事ができない

せっかくコメントくださってるのに
申し訳ない。。


明日から6月になり
少しずつ久しぶりの人達にも
ご挨拶できたらと思うけど
まだ感染の可能性も軽視できないし
オクラみたいにボチボチやっていくのが
ちょうど良さそう

今は全部 焦らずトロトロ
オクラの歩みだ



2020年5月30日土曜日

5月30日




うちは福知山市と丹波篠山市の
県境の山の中

玄関からは
県境の看板が見える


福知山市側には
車で走らないと集落はなく
うちはポツンと一軒家

でも丹波篠山市側には
同じ山の中に歩いていける集落があり
私の大好きな村の人達が住んでいる


まだ引っ越したばかりの頃
それを知ってから
寂しい時は歩いて村まで行くと
いつも誰かしらが外にいて
手を振ってくれたり
話し相手になってくれて
心を和ませてくれた

何かあるといつもおいでおいでと
仲間に入れてくれて

県はまたいでいるけれど
私は自分をその村の村人だと
思うようになった


ここを離れていた2年半
いろんな気持ちが湧いてきたけど
きっとその時その時その状況の
自分を励ましていたのだと思う

帰りたいと思うことも
自分を苦しめることになるよと

そして今ここに帰ってこれて
こんなに良かったと思えるのは
2年半がんばった自分と
2年半この村でも同じように
がんばっていた人達がいて
離れていた間も
やっぱり同じ村の住人だったのだと
感じられたこと


帰ってくる前から
もう自分の中の県境は
取り払おうと思っていたけど
今日ほんとうに境目がなくなった

ほんとうに帰ってきたんだ!
うれしいな!
ただいまー!





そして 祝◯インターネット開通

なんてスムースなんだ!

この1ヶ月ちょい
電波の悪い携帯からの投稿も
ほんとうに良くがんばった



2020年5月29日金曜日

5月29日




キウイの花   初めて見た

すぐ側にずっとあったのに

ほんとうにパン屋時代は忙しくて
見る暇がなかったな



そしてこの花が咲く方の木には
実がならず
もう一本の方になる

どちらか一本だけでは
実がならない

キウイも梅もきっと他にも
対になっていないと
実がならない植物達があるみたい


でもどの植物もそうなわけじゃない
単体で子孫繁栄する植物もある
人や虫や鳥の助けを借りる植物も

みんないろんな形をとりながら
命を繋いでいくんだな


条件が揃うと
自分の中にある
エネルギーを燃やして熱を上げて
ピカ!と光を放って
尊い命がこの空間の中に
小さな点となり現れるんだ

自分もそうやって現れて
ふくらんで広がって
伸びて伸びて
今ここにいるんだな


毎日毎日畑にも
小さな芽がにょきにょき

土の中にも今か今かと
芽を出そうと種達が
条件が揃うのを待っている



2020年5月28日木曜日

5月28日




おじいちゃん達に会ったら
次はおばあちゃん達に会い
道端に座り込んでおしゃべり


今は子供にも孫にも
なかなか会えない
おじいちゃんおばあちゃん達に
ずっと元気でいてもらうために
私達はこれからも気をつけて
接していかないといけない

でも   いつもひとりでいる
おばあちゃんなんかは
私なんかでも喜んでくれて
長く一緒にいたそうにしてくれる

今は私ものんびりしてるので
ソーシャルディスタンスをキープしつつ
なるべく話す機会を
持てたら良いな


いつも村のおばあちゃん達は
畑をしたり草刈りしたりなので
しっかりマスクをしていたら
おしゃべりするにはちょうど良い

太陽に当たると良いらしいし
笑うと良いらしいし
よもぎが良いらしいから
ちょっとつまんだりとか
苦そうだけど


それにしてもみんな元気なので
ウィルスなんて跳ね除けそうだ

畑や田んぼの草刈りで
夏の間もずっと動き回って
汗をたくさん流している

休めるのは雨の日だけだそう

これから梅雨が来ると
一年で一番のんびりできると
うれしそうに言っていた



2020年5月27日水曜日

5月27日




勝手に三年味噌


そんなつもりなかったのに
放置してたら三年以上経っていた
という話

そんな味噌が
いつの間にか大量にある安心感

でも必ず自分が手を施して
その結果がここにあるんだ




自主隔離解禁目前に
おじいちゃん達から誘われて
もう良いやろ!と
お昼にお弁当を食べる会
(飲み会)に参加してきた

4人の愛すべきおじいちゃん達と
久しぶりに笑い転げた

ちょっとフライングだけど
自主隔離がんばって
この日を迎えられて良かった


2年半の間
みんないろいろあっても
今元気でいてくれて
ほんとうにありがたかった

ってゆうか
みんな私には変わらなく見えて
歳取ってなくて
びっくりするくらい

まじまじと顔を見ながら
これは現実なのかと
ほんとうに帰ってこれたのかと
時々不思議な気分になりながら
クタクタになるまでおしゃべりした


また村づき合いが始まる

新しく引っ越してきた
若いご夫婦がいたり
自分達の状況も変わりそうだったり

でももうここに
自然と熟成された居場所がある

もう何も気負わず
そのまんまシンプルに楽しもう



2020年5月26日火曜日

5月26日




時々ゴロゴロ言ったりしてて
どしゃ降り



友達が教えてくれた

雷は植物が成長するための
天然肥料だって


古代からの農業格言
稲妻ひとひかりで稲が一寸伸びる

雷の強力な放電により
空気中の窒素が雨に溶け
農作物に降り注ぐ

窒素は植物にとっての
重要な栄養となることから
稲の妻と書いて
稲妻   となったらしい


雷が多い年は豊作になるって

ゴロゴロ怖い雷を
様付けで呼ぶのも
恵への感謝の表れかな

雷おやじが雷を落とすのも
愛があるからこそ
だったりするしね



2020年5月25日月曜日

5月25日




うちの雑草はシダ植物

シダ植物の大海原へ
飛び込みたくなる

ふわふわに見えるけど
けっこうちくちくしてそうだ


湘南の海は白潮とかで
エメラルドグリーンに
なっているそう

去年は人が少なかったみたいだけど
今年の夏はみんな解放されて
白潮を見に来るのかな



最近は私はカビ対策で
友達が教えてくれた塗料を
いろんなところに塗る作業の日々

ケンチャンは
いろんなことができるので
その分あらゆる道具を持っていて
物に溢れた自分の場所を
整理する日々


私は整理整頓が大好きなので
代わってあげたいくらい

ケンチャンも絵描きだし
塗料を塗るなんてお手の物


お互いあんまり得意じゃないことを
テンション低めにがんばる日々

もうしばらく続きそう



2020年5月24日日曜日

5月24日




トマトの芽

かわいいな

さてどうなるか



せっかく芽が出ても
虫が食べてしまう
せっかくもらった苗までも

バジルが好きな虫がいるなんて

北海道には
そんなヨーロピアンな虫は
いなかったけどなー



オクラの芽も出てきた
時間がかかったからうれしい

インゲン
せっかくネットを設置したのに
なんかツルなしな雰囲気

葉物は間引きがヘタクソで
みんなひょろひょろと
あっち向いたりこっち向いたり

ナスの苗ももらったから
ナス科繋がりで
じゃがいもの横に植えたけど
日当たりがイマイチで気になるなー

キュウリにもオレンジ色の
変な虫がたくさん集まってて
危機的状況〜

里芋   早く芽が出ないかな
60センチ感覚で植えてと
教わったのに
30センチしかあいてないけど


小さい頃
里芋の葉っぱを
傘にして遊んだっけ

茎がヌルヌルして面白いから
お風呂で体をこすったら
痒くなって大変だったよな


頭の中は
畑のことでいっぱい

弱ってた心も体も元気になる



2020年5月23日土曜日

5月23日




健康だとごはんがおいしい

体を動かした後には
内臓まで活動して
栄養を吸収する準備万端のよう

そこでおなかが
空いてたりなんかしたら
そりゃあもう



調子が悪かったり
ダルかったりすると
おなかも空かないし
おいしさより不調が上回って
味わうよりも燃料補給
という感じになる

それでも辛い体に染み込んで
おいしいと感じるけど
健康な時のおいしさったら
まあ〜   比べ物にならないね


凝ってなくて良いから
ほんとうにおいしい物を
おいしいと感じて
食べられるようでありたい

おいしい物と健康な体との間に
好循環を巡らせていたい


欲望ではなく
生きる喜びとして



2020年5月22日金曜日

5月22日




そろそろ自主隔離も飽きてきた

この気の緩みに
魔が刺さないように
気をつけなければ

都会の感染者がどんどん減ってきても
私が感染して
おじいちゃんおばあちゃんや
特定疾患を持つ人   妊婦さんにも
うつさないとは限らない



昨日
ソーシャルディスタンスで
畑コミュニケーションしに行く途中
車から村のおじいちゃんを見かけた

私の心の恋人なので
脳裏に焼きついたのか
夢に出てきた

まだ会えないから
道ですれ違っても
お互い気づかないふりをする
そんな夢


ケンチャンに
今の状況そのまんまの
何のひねりもない
ストレート過ぎる夢だと笑われた

あともう一踏ん張りやー



2020年5月21日木曜日

5月21日




 キターーー!


旬が終わる度に
一年待ち続けるエンドウ豆

久しぶりに採りたてをいただいて
感動しきり


他で買って食べる気がせず
他を食べたことがないけど
食べなくてもこれが一番に決まってる





2020年5月20日水曜日

5月20日




根付く
根深く
根幹
根拠
垂乳根
蓮根


はびこったツツジを根元から切ろうと
のこぎりでギコギコやってみるも
なかなか切れない
大きな根元は残ったまま

ケンチャンにチェーンソーで
切ってもらった椿も
根元は残ったままになった


大きく育った植物の
根から掘り起こそうなんて
また熱を出してしまうだろうくらいの
重労働となる

大きく育ったら
根は長いことそこに残るんだ




これからパン屋さんになる
かわいいお母さんが
私の使い古した道具や本や
買いだめしてあった梱包資材などを
どーんと引き受けてくれた

使ってくれたらなー
くらいだったのが
ほんとにどーんと丸ごとで
すごくありがたかったし
新しいパン屋さんへの
思い入れが強まった


久しぶりに出会う
おいしい天然酵母の
レーズンとくるみのパンを
焼いてくれそうなパン屋さん



2020年5月19日火曜日

5月19日




山の中で
テレビもインターネットも見れず
目に入る景色は緑ばかり

外からの情報が最小限だからか
自分の中の奥深くから
いつもは表面に出てこない
眠っている感覚みたいなものが
外に出てきてしまうみたいだ


それは結構自分を苦しめる

奥に押し込めておけば
見なくてすむのに


でも出てきてくれたから
解消するチャンスでもある

嫌がって押し込めたら
ずっと持ち続けることになるので
せっかくだから手放したい


それにはただそこにあることに
気づいて変化するのを待つしかない

どう変化するかも自然のままだけど
感情という薪をくべずに
静かに見ていると
苦しさが弱まっていく

火を起こしてるのと同じ


そしてこれは
信じてなんぼじゃないよ

信じても信じなくても
自然の摂理のひとつ



2020年5月18日月曜日

5月18日




お気に入りの
お風呂の窓


うちのお風呂は五右衛門風呂

もう薪では沸かさないけど
灯油のバーナーで
火をごうごうと当てて沸かす

鉄釜の熱で体が温まるし
釜に合わせて
体をまあるくして入るのが
何故だか心地良い



その風呂はわしが作ったんや
と   村のおじいちゃん

もう何十年も前のことだ

まだ使えてるよ〜と言うと
うれしそう

普段は無口で
挨拶しても返事が返ってこなかったり
ぶっきらぼうなおじいちゃんだ

お酒を飲んで
口数が多くなっても
何を言ってるのかわからない

ただ  何やら一生懸命
何かを教えてくれているのと
涙もろさから
そのあったかさが伝わってくる


そのおじいちゃんにも
帰ってきたよと手紙を送ったら
電話をくれた

電話だと何を言ってるのか
良く聞き取れて
言葉はひたすらやさしかった

今も心がポカポカする



2020年5月17日日曜日

5月17日




父の車を相続して乗っている

査定金額0円の
もう17年の傷だらけ

深緑色が好きじゃなかったけど
ここではすっかり溶け込んでいる

なるべく長く乗れたらいいな



このご時世に
京都で横浜ナンバーに乗るほど
私のメンタルは強くないので
戻ってきてすぐ始めて
がんばって名義変更の手続きをした

初めてのことだし
このご時世だし緊張するも
スムースに誘導してもらって
1時間で終わった


晴れて京都ナンバーをゲットして
人目を気にせず乗れるようになった

全然お出かけできないけど

緊張事態宣言が
たくさんの場所で解除されたようで
まだ安心しちゃいけないのだろうけど
少し良かったね

兵庫も京都も神奈川もまだだし
うちの自主隔離もまだだけど



2020年5月16日土曜日

5月16日




ここは鹿倉山の中

毎晩鹿の白いお尻達が
ピョンピョンしてるので
畑に鹿柵は必須

昔は柵なしで!と
抵抗してみたけど
観念いたしました



しばらく雨が続くのだろうか

畑が潤って
野菜のみならず
いろんな芽がどんどん出てきた

ピーマンや万願寺や唐辛子の類は
どんな芽が出てくるのか
見当もつかないので
どの葉も抜かずに
ずーっと待っているのだけど
全然出てこない

温かくしてあげないと
出てきにくいそうだ

そして   ずっと出てこなかったら
出てくるまで何度でも種を蒔く!
のだそうだ

やるぞー


きっともう
ダメだったらいいや〜
とか   言ってられないのだ

フニャフニャしてたら
生き延びれないから
フニャではなく
粘り強くしなやかに   やな!



2020年5月15日金曜日

5月15日




動かなくなった体は
ちゃんと労われば
また動くようになってくれる

今のところは

一線を越えなければ


一線を越えると
なかなか戻ってこれないことは
想像してみたり
周りを見てみたりするとわかる

越えたら絶対めんどくさい
そしてきっと悲しい

だから越えないように
自分を大切にしないとね



まるまる坊主は畑にはいない

山にいるんだよ
みかんのお母ちゃん



2020年5月14日木曜日

5月14日




大きいのとか小さいのとか
ぶんぶん言って
蜜を吸いに来ている

昔は私達も
甘い蜜を吸ったもんだ



まるまる坊主との
格闘の疲れが尾を引いて
ここ数日動けなくなった

若い頃は良かった   なんて
全然思わないけど
確実に体は老いてきて
無茶が効かなくなっている


できなくなってきたから
やらない   ではなく
またできるようになるように
少しずつ取り戻していくんだよ

ああ   そうだよね
私はいつも受け入れ過ぎて
やらない方向へ行こうとしていたよ


今日も畑のパイセンに
大事なことを教えてもらった

非常に良い百姓と
非常に良い大臣とは
全く同等の人だ   と
ある随筆家は書いているけど
本当に同感だ

そしてそれを言っても
お百姓さん達は笑うばかりで
ちっとも聞き入れてくれない
とも書いてあった



2020年5月13日水曜日

5月13日




今年は梅が豊作

みんなで食べれるように
たくさん梅干を作ることになった

梅酢もいろいろ使えて良いし


ケンチャンは
梅酢スポーツドリンク的なのを作って
自転車のお供にしている

私は熱がある時とか
胃腸の調子が良くない時は
梅酢水を飲む

甘い物を食べ過ぎた時も

バランスが取れる気がして
ちょっと罪悪感が減る



ほんとに効いてるのかは
知らんけど   笑
信じてなんぼだよね



2020年5月12日火曜日

5月12日




山椒は実が良く使われるけど
葉はもちろん   花もおいしい◯ 

一度花の佃煮をいただいて
とても好きだったので
思い出して食べたくなる

いつもボーッとしてる間に
タイミングを逃すけど




山では気を抜いた間に
まるまるとしたまるまる坊主が
どんどん大きくなり幅を利かしてくる

まるまるとして
森の妖精のようでいて妖怪のようで
あんまり見た目がよろしくないので
鍬を使って根から引っこ抜く


全身で鍬を振りかざして
大きなものだと20回くらい

やっとこさ引っこ抜けると
そんなに根は深くないみたいだ


小さな芽が集結して
大きく太い束になる
小さなうちに引き抜けば
今日みたいに全身筋肉疲労の気怠さを
味わわなくて済むのだな

まるまる坊主との格闘は
案外楽しかったけど
はあ〜   今日は体中がギシギシする



2020年5月11日月曜日

5月11日




まだ今時期は雨が続いても
晴れるとすぐにカラッとして
乾いた風が気持ち良い

今のうちにカビ臭の本達を
干しておこう


そのうちひたすらにしっとりとした
水に包まれたような日々がやってくる

それでも梅雨の沖縄には
かなわなかったよと
村の夫婦が言っていたけど

寒い期間としっとり期間が
大半を占める山の中




うちはインターネットはまだ繋がらないし
私の携帯はほとんど繋がらないし
いつもブログは車で2分程の
道沿いの駐車スペースまで
投稿しに行くのが日課だった

でも最近   うちの山の斜面を
少し登ったところまで行くと
かろうじて繋がることがわかり
ブログを書こうと思い立つと
フラ〜っと登って行くのだけど

うちの山は動物がたくさんいるので
マダニもたくさんいる

だからケンチャンに
長靴を履いていきなよ!
と言われるのだけど
ついついフラ〜とツッカケで登ってしまう


前に一度マダニに噛まれて
すごく痛い思いをしたし
そういう時はいつもケンチャンに
助けてもらうことになるのに

そう思いながらも
フラ〜がやめられない



2020年5月10日日曜日

5月10日




密集し過ぎですか   笑


葉物は芽が出るのが早いんだな〜

あとは地政学の先生が
カブは簡単らしいと言ってたので
鵜呑みにして蒔いてみたら
一番に芽が出た

カブは葉も根も食べれるから良いな




今日は父から引き継いでお世話している
足立区のおばちゃんのことで
ヘルパーさん兼ご近所さんと話した

施設や病院は
今とてもピリピリしていて
大変そうだけど
元気そうなご近所さんから
相変わらず元気だというおばちゃんの
話が聞けて良かった


おばちゃんは認知症で
甥である父を唯一頼っていたので
遺言書も作成してくれて
財産の全ては父に残してくれる
ことになっていたのだけど

父が亡くなって
全ては無効になった
甥の子供達は遠過ぎて
法定相続人に該当しないらしい
そうなるとおばちゃんが望まない
兄妹の子供へ行くらしい

遺言書を書き換えるのも難しい
もう自分の名前くらいしか書けないから


おばちゃんは認知症以外は
すごく健康なので長生きしてくれそうなので
財産は使い切ってくれたら良いのだけど
人って亡くなった後も
お墓がどうとか   いろいろある

私がお墓を守れれば問題ないけど
先に亡くなったご主人の兄弟の家族に
墓守をお願いしないといけなかったり
相手はお金がほしそうだったり


まあ面倒だけど
私はおばちゃんが生きてる間
不自由することがないように
ということだけ考えて
お世話しようと思う

先々遺産がどうなるとか
他の人がどうとか
そうゆーのは私の知ったこっちゃない



それにしても
父の時もそうだったけど
遺言書ってのは
ちゃんと作られてないと
ただ惑わされて終わることになる

更新は基本
更新できないような状況が
想定される場合は
先々のことも考えた上の
対応可能な遺言書を作成すべし



2020年5月9日土曜日

5月9日




今日は雨

家の中で引き続き断捨離

薪ストーブをつけているので
カビ臭くなった物を
ストーブの上で炙っていると
気休め程度に臭いが取れる


なんとなく捨てれないレコードを
炙りながら昔の写真など
見始めたものなら
レコードのことは忘れてしまう

一枚熱くなってしまって
触ってみたらグニャリと曲がった

どうせ聴かないんだから
ま  いいか

何で捨てれないんだろう



父と母の遺品も
きっと人並みにあった

まだまだ生きてるつもりの人は
残される人のために
物を選んで捨てたりしない

自分の思い入れがある物と共に
最後まで生きたいものなのだろう

残される人には
何にも関係ない物が大半で
サラッと捨てられちゃうんだけど


最近すごく
人は何のために生きるんだろう
と考える
考えても全然
結論なんて出ないけど



あ   パンの本は
もらってくれる人がいた
うれしいな



2020年5月8日金曜日

5月8日




北海道から引っ越してきた時からの
使わないけど捨てれなかった物と
2年半置いといて使わなかった物を
どんどん捨てていくと
三分の一くらいの荷物になるけど
それでもまだたくさんあって
もっと減らしたいけど
なかなか捨てれないものだ



瓶が   何しろすごかった

今となっては理解できないけど
かわいいと思って 
コレクションしていたみたい
あっさり捨てた

溜め込んでた過去のスケジュール帳
日記みたいに
後から読むこともないだろう
何でこんなに溜めてたの
ドサッと捨てた

外国の海で拾った大量の貝殻
ピンクの小さなホタテ貝みたいなの
かわいくてずっと取っておいた
たまに畑にホタテ貝蒔いてあるよね
全部畑に蒔いた

人にもらった神さま的な物や
お守り的な物達は
豊作祈願で畑に埋めたり
雨上がりの日にお焚き上げ


捨てられなかったのは
カビの匂いが染みついた
大量のパンの本

いらないけど
捨てれない

誰かもらってくれないかな



2020年5月7日木曜日

5月7日




うちの畑は
3時にもなれば日が陰る

それでも前に住んでくれていた家族は
上手に野菜を作っていたから
きっと私達にもできると
希望を持たせてもらった


いつの間にか   畑になっていた
道具は大体家にあった
種も自然と集まった
やる気は自動的に湧いてきた

今は時々水をあげて
芽が出てくるのを楽しみに待つのみ

振り返るとあっという間で
不思議な気持ちなった




村のみんなに手紙が届いたようで
仲良しのおばあちゃんが
お礼を言いに来てくれた

6月まで会えないよ
と書いたのだけど
どうしてもお礼が言いたかったと

なんて微笑ましいんだろ

何度も言うけど
ほんとうにこの村に
帰ってこれてうれしい



2020年5月6日水曜日

5月6日




畑に種を蒔いて
ホッと一息ついたら
久しぶりに朝寝坊

引っ越し荷物も粗方片付いて
ぼんやり過ごす時間も久しぶり


これからは
草がどんどん生えてくる

カビもひっきりなしに

今のうちにぼんやりしとかなきゃ



でも  体が動いている方が
余計なことを考えなくなる

そして体が止まると
思考が走る

どっちも止まると
ほんとうに安らぐ



2020年5月5日火曜日

5月5日




朝   村の人達への手紙を出しに行くと
毎年恒例の鯉のぼりが

真ん中に「コロナにまけるな」
と書いてあった


そうか  今日はこどもの日

お休みは明日までにしてもらって
学校に行けたら良いのにね

こんな田舎の
感染者のいない村でも
学校はずっとお休みで
子を持つお母さんは大変そうだ
子供達も   学校に行きたそう

少しだけ寄ってくれた
お母さんと子供達が
そう聞かせてくれた



山に帰ってきたら
当分インターネットが繋がらないし
テレビもないので
あっという間に遠い場所の話みたいに
なってしまうものだ

かろうじてケンチャンの携帯は
動画を観たりできるようで
その都度得た情報を聞かせてくれる

ついていけなくなってきたけど
一生懸命耳を傾けてみる

無関心にだけはならないように



2020年5月4日月曜日

5月4日




山の中はお日さまが出ないと
まだまだ朝は肌寒い

雨も降ったし
なるべくジメッとしてる日は
薪ストーブをつけてみている

久しぶりの梅雨に向かって
カビ対策に少しでもなれば


でもお昼にもなれば
ストーブなんて暑いったらない

今日は曇りだけど
もうすっかり初夏の陽気

引っ越し後   山のように出た
燃えるゴミを焚き火で燃やしていたら
ポトポトたくさん汗が出た


お店をやっていた頃の
いろんな紙類やお手紙など
捨てるのは気がひけるけど
燃やすとなんだか気持ちが収まる

過去にさよなら〜
て感じで良い


まだ村に来たばかりの頃
仲良し夫婦のおうちにいたら
近所のおばあちゃん達が集まってきて
みんなで焚き火をしたっけな

何でも燃やしたくてしょうがない
おばあちゃんが筆頭になって


今日は何となく
その気持ちわかったな

燃やして跡形もなく灰になるのを見ていると
なんだかスッキリするんだよな


さあ明日も前を向いて
良い汗かこう



2020年5月3日日曜日

5月3日




昨日今日と種を蒔いたけど
まだ畑の半分

雨が降ってくれてちょうど良い


どの種からも芽が出て実がなって
たわわな畑を想像してたけど
そう甘くないってことを思い出した

思い通りの結果が出なくても
はい   次!と切り替えるのが
畑のベテラン達のすごいところ

いろんなことに対して
そうでありたい



インドにいる友達は
時々元気そうなメールをくれるけど
インドは相変わらず大雑把なんだろう
いつ帰ってこれるのかわからな過ぎて
受け入れてるような
諦めてるような

私目線で見るから
諦めてるように見えるのかな

ほんとは帰りたいのに
強がってるのかな   とか

でもきっと  受け入れなかったら
辛いばっかりだろう

しっかり受け入れて
はい   次!と切り替えて
がんばっているのだろう


連絡を取るくらいしかできなくて
切なくなるけど   なるべく早く
無事帰ってきてくれるのを
私くらいは諦めないで祈ることにしよう



2020年5月2日土曜日

5月2日




2年前まで住んでいた間
毎年春になると
鶯が鳴き始めるのだけど
いつも音程がズレまくりで
いつまでたっても下手くそだった

うちの子は音痴なんだな〜
と思いながら
いつもパンをこねていた


それが今年の鶯といったら
まだ練習中のはずなのに
ピシッとキメてくる

2年半の間に上達したのかな
それとも先生かわったか



こちらも山に戻って一週間が経ち
感覚も少しずつ戻ってきて
毎日動き回り
体はバキバキだけど
ごはんがさいこうにおいしい

電話も繋がったし
親戚達に報告の電話をしよう

そしてそろそろ
村の人達にも手紙を書こう
帰ってきました
やっぱりここは良いところです   と



2020年5月1日金曜日

5月1日




ケンチャンが 
ムカデの入り口を塞ごうと
クリアファイルの上で
パテみたいのを混ぜていた

そのファイルの中には
何か書いてある紙が入っていて
その紙をようく見てみたら
なんとまあ   今私が知りたい情報が
素敵に裏表の表になっている

昔ここに住んでた人が
作った表みたいだ


ファイルから出してみたら
すごいカビの匂い

薪ストーブの上で乾かしたら
紙の良い匂いに戻った

お宝発掘✨



畑の雑草を抜いて
土を耕して   ボカシを混ぜて
とうとう明日は種を蒔く