2018年10月30日火曜日

10月30日




足を引っ張っていたというか
想像以上にたっぷり時間をかけて
山から無事生還

最初から最後まで
目に飛び込んでくる景色は
ひたすらに美しくて
こころが洗われるようだった

自然の中で食べるものの
おいしさにも感動ひとしおで
たくさん歩いて汗をかいたはずなのに
おなかがなぜかぽっこり。。
ふくらんでいる

やっぱり色気より食い気
もっちゃんのクッキー最高


帰ってきたら父も元気で
弟家族もにぎやかで
余韻と現実の狭間を漂う

ありがたいなあ


2018年10月28日日曜日

10月28日




父  4ヶ月ぶりに街へ

キレイさっぱりヘアカットしてもらって
写真を載せたいくらいに
カッチョ良くなった


朝5時半に起こされて
ずーっとバタバタ
私はもうヘロヘロ

でも
これから弟家族に父を任せて
カルナー名付けの親夫婦宅へ

明日は山登り

足を引っ張ること
間違いなし!


2018年10月24日水曜日

10月24日




父が寝込んでいると
私はのんびりできる
切ない話だけど

5日周期で
のんびりできる日がやってくる

今日はそんな日で
予定もないし
4日分の疲れもたまって
お昼ごはんを食べた後
2回もウトウトとした


頭の中も空っぽで
ブログに書くことも
全然浮かんでこない

こんな日は
無理にどうこうするのはやめとこう

実はそんな日が
単調になってきた最近は特に
度々やってくるので
いいかげん悪あがきはやめて
湧き上がってくるときだけ書こうかな

毎日書くのも自分的には
すごく良い習慣に
なっているのだけど


うちの庭のみかん
大きくなって
黄色くなっても
収穫のタイミングがずれていたら
おいしいみかんは食べられないし
収穫してからも
少し追熟させた方が良いとか
揉んだ方が良いとか
ひとつひとつによって
味も全然違かったりする

でもいつでもどんなときも
変わらないこともあるし

バランス取りながら
自分らしく
おいしいみかんになるために
いろいろやってみよう


小さい頃
おない年の従姉妹と文通してた

みかんちゃんて呼ばれてたこと
思い出しながら



2018年10月23日火曜日

10月23日




ほぼ5日周期で生活する父

お風呂は20日周期になってきた

久しぶりにサッパリしてご機嫌

食べたい物のアイデアが
たくさん出てくる


どうも幻視で出てきた父のお兄さんが
魚が食べたいと言ったらしく
あれこれとリクエスト

養命酒のアテに
いろいろ海の幸を楽しんだり

良い気分で昼寝しようとしたら
今度はうさぎちゃんが出てきて
顔をチョンチョンしてきたり
口に手を入れてきたりするので
眠れない  と起きてきたりも


そんな具合でバタバタと家事を終わらせ
またバタバタと出かけて
東京をウロウロして
クタクタになって帰ってきた

ちょっと山登りの
ウォーミングアップになったかな
とか思いながら

そーとー運動不足だから
片道5時間はけっこう不安


10月22日




今日から11月の頭まで
なかなか慌しく過ごすことになる

今週はいろいろ
来週は山登り
11月に
やっと母の納骨

お骨を持って
すごく久しぶりに長野へ

雪が降る前に
お墓が出来上がって良かった


父が行けないのは残念だけど
ケンチャンが一緒に留守番してくれる

弟家族と一緒に
しっかりお勤め果たしてくるよ


父にとっても
慌しいだろうけど
私がいない日々にも
慣れてくれたら
お互い楽だと思う

今日もケンチャンと
洋梨半分こして楽しんでたみたいだから
意外ともう大丈夫かな





2018年10月21日日曜日

10月21日




ケンチャンが元気に帰ってきた

ほんとに今年は
最後の最後まで
あっちに行ったりこっちに行ったり
することになりそう

変わってあげたいくらいだ


私は近所のホームセンターで
高枝切り鋏を買って
担いで歩いて帰ってきて
実家の庭の柿をせっせと収穫

父も私も
イマイチ柿に手が伸びないんだけど
そのままならせておくと
道路に落ちて迷惑になるので
そういう理由で収穫しているけど
やっぱり収穫は楽しい


帰ってきたケンチャンに
たくさん食べてもらおうと思ったけど
ケンチャンも柿より
北海道から送ってもらった洋梨の方が
魅力を感じるみたい

森さんの洋梨がおいしすぎるので
しょうがないか


2018年10月20日土曜日

10月20日




もうすぐ山登りに行く計画なので
毎日歩くようにしている

父が羨ましがるので
寝てるのを見計らって出かける

写真を撮りながら歩いていたりすると
時々話しかけてくれる人がいるけど
大体がおじいちゃんだ


今日は自動販売機で
売り切れのジュースのボタンを
一生懸命押してるおじいちゃんがいたので
話しかけてみた

おじいちゃんは小さくて
売り切れの文字が見えなかったみたい

買えるボタンを教えてあげたら
喜んでくれた

こっちまでなんだかうれしくなった


山の家の村のおじいちゃん達
みんな元気だろうか

元気でいてくれないと困るけど

次会ったとき
また前みたいに
一緒に笑ったり歌ったり
できるだろうか


6月に帰ったとき
ほんの半年離れていただけで
田舎のおじいちゃん達は
恥ずかしがりになっていた

演歌のレパートリー
増やしておいた方がいいかな

なんだって歌うで
みんなが笑ってくれるなら


2018年10月19日金曜日

10月19日




誰にも見られることなく
ひっそり暮らすことにも慣れてきた

せっかくだから
違う人になっちゃったみたいに
なりたい自分になってみたいけど
今唯一会話する父にさえ
理想の自分を試みることが難しい


だけど相手がいないことには試めないので
父を相手に試み続けてみる

父からは特に反応は返ってこないけど
たんたんと練習できて良いかも


それにしても
まだ始めて2日だけど
全然改善されないところが
困ったところ

父が言うことがトンチンカン過ぎるので
どうしてもまずは否定することを
連発してしまう

否定する前にちゃんと聞く
この順番を変えたい


何かを習慣にすることが
難しかったりするように
習慣を変えるのも難しい

どっちもコツコツやるしかない

なんだあ
またコツコツか

ひとっ飛びしたいのに
甘くないなあ


2018年10月18日木曜日

10月18日




またサイクルが変化している父

どうやらほんの少し飲んでる薬の
微調整が影響しているよう


小さな薬を4分の1にするか
3分の1にするかで変化する

心療内科の先生にも確認して
やっていることだけど
ひとりひとりの適量が
ほんとうにそれぞれ違うそうなので
父の適量を探しているのだけど


どうも3分の1にすると
比較的普通の父になるようだ

スワンや猫ちゃんに
突っつかれたり引っ掻かれて嫌だと
寝る場所を変えるくらいで
夜中会議をするようなことは減るから
寝込んでごはんが食べれなくなることも減る

先日ひとりで騒いでいた
父が普通になっちゃった騒動の原因は
私が思いつきで調整した
薬のせいだったようだ


普通寄りの父になったからと言って
元気なわけではなく
幻視が強く出てるときの方が
活動的になるので
はっきり言って
どっちが良いのかわからない

父が気分爽快な日が増えてくれたら
なんでも良いんだけど
なかなか簡単じゃないなー


2018年10月17日水曜日

10月17日




テンション低めで起きてきた父

「寝てるのにスワン(白鳥)が
顔をつついてくるので
すごく嫌だった」
と顔をクチャっとさせる

午後になっても
「これから世界は大きく変わるよ。。」
と深刻な顔をして言う

あんまり元気が出ない
幻視の日のようだ


私だってクタクタだ

昨日の夜10時に
ピンポンが鳴る

警察だと言うんで
はてなマークが頭に並ぶ

近所で事件?

いやいや
京都から乗ってきた
家の前に路駐してる軽自動車が
違反だと匿名で通報があったので
直ちに移動してください
とのこと

やっぱりここは都会だな〜〜


お巡りさんはすごく低姿勢で
でもちゃんと任務を果たすべく
最寄りのコインパーキングを教えてくれるも
歩いて20分くらいかかる場所

うちの事情はどうであれ
移動しないといけないので
父が寝てる間にコッソリやろうと
車を動かそうとするも
ケンチャンが  車が壊れてるって
言ってたのが頭によぎる

走り出して早200mくらいで
完全に止まってしまった


家に帰って  レッカー呼んで
お巡りさんに報告して
同じく通報されたご近所さんも
外に出ていたので
駐車場をどこに借りたらいいか聞いたら
ちょうど免許を返還した
90歳のおじいちゃんちの駐車場に
停めさせてもらったらいいと提案してくれた

ラッキ〜〜

と  ホッとしたところで
そういえば
軽自動車に乗っていたままの
山の家の大量の荷物を思い出す

あのまま修理には出せないわ。。と
せっせと実家の車に積み換える

やっと積み終わった頃
レッカーが来てくれて
今日修理工場に出すまで
車を預かってくれた


修理に出す予定だった車
保険のレッカーを使って
無料で無事納車

眠いこと以外
うまい具合にいったという話


トーチャン
世界は変わるかもしれないけど
まあなんとかなるよ


2018年10月16日火曜日

10月16日




今日は父も私も
悲しみを乗り越え
がんばった

時々やってくる
悲しみの波

太陽を背に

チューブをくぐり抜け

乗ってやったぞ



父は悲しみを乗り越えたことにより
ごはんを残さずしっかり食べて
超久しぶりにメールチェックまでしていた

たまには悲しむのも良いことだ

むくむくと起き上がろうとする力が働くもの


今日は散歩に行く私を
切なそうに羨ましがった父

父だってまだまだ全然
散歩に行けるはず

じゃんじゃん羨ましがらせちゃお


2018年10月15日月曜日

10月15日




父が床屋さんにも行けず
わがまま放題で寝込んでる間に
すごく久しぶりに
父の心療内科に行ってきた


話しを聞けば聞くほど
もう今以上改善することはないし
私の現状が楽になることはないと知る

表立って進行していないことを
良いことだと思うべきなのだけど
サボリ魔としては
どうにかもっと楽ができないかと
模索したいところだ

今日はそれを模索するには
的外れなところに
行っただけのことだ
と思った


病院に行っても
ケアマネさんと話しても
求めてる答えは見つけられない

そんな答えなど
誰からも聞けないのだと
いい加減諦めないといけない

PASSION がないのなら
諦めるしかない

諦めることで得られることが
あるんじゃないかと
下心の方が優勢

希望を持つことは忘れずに



2018年10月14日日曜日

10月14日




毎日たっぷり時間があるので
最近はプライムビデオで映画を観ている

映画の世界に没頭するのは楽しいけど
感情移入し過ぎる自分に気づく

一度なんて
心筋梗塞でも起こすんじゃないかと思うくらい
ドキドキしちゃって危険だった

映画でもなんでも
もう少し俯瞰して観ないと
危ないなと思う


ケンチャンは映像の専門学校を出てるので
映画を作る方の目線で見てしまうらしく
一緒に映画を観ても
感想が噛み合わなくてつまらない

感想はいつも辛口
ケンチャンが満足する映画は
限りなく少ない


そんな中
珍しくふたりとも面白かった映画が
「最強のふたり」

簡単に言うと
からだが不自由な人を
介護する話

素っ頓狂な介護人が
本当の意味で相手を助け
楽しませている

本当に介護に
正解はないんだよな

お互いが幸せなら
それでオーケー


2018年10月13日土曜日

10月13日




元気な父とふたりきり

私が何をしてようと
楽しそうに話しかけてくる


元気なときくらい
相手してあげたいけど
あまりにも配慮がないので
ガブリと噛みつくと
微笑みながら部屋に戻っていく

かわいそうになって様子を見に行くと
やっぱり笑ってる


そして明日こそ
床屋さんに行くと言っている

もし行けたら
どこかでお昼ごはんを食べたいね〜〜
と言ってみたら
うん  と答えた

そんな挑戦
元旦以来してないけど

それ以前に明日から寝込む予定なのが
切ないところだけど


2018年10月12日金曜日

10月12日




今日は目覚めからしっかり
幻視モードの父


母はまだ生きていて
私は京都からちょうど着いた設定

今日はずっと
母が生きてることになっていた

最近記憶の回路が変化したと
感じることが時々ある


そして私は
なんだかぐったりしていて
全く乗ってあげられなかった

今  家にフルーツがいっぱいで
今日はフルーツを食べまくろうと
朝から晩までフルーツ
食べ過ぎたかな

夜ごはんのチャーハンも
しょっぱ過ぎるくらいだったもの

からだが勝手に
陽性に持っていこうとするんだ


夜には父の幻視が和らいできて
しょっぱいチャーハンも許してくれた

デザートに一緒に
フルーツをたくさん食べた

気怠くてYouTubeばかり観てる私に
今日も父はやさしかった


2018年10月11日木曜日

10月11日




最近はブリティッシュポップが好きだ

そしてなぜか 好きだなーと思う人は
かわいそうな生い立ちだったり
ゲイだったり


複雑な気持ちを抱きながら育った人の
困惑を通り過ぎたクリアな響きみたいなものが
こころにグッと来るようで

そうだよな そういう人達は
混乱せずには生きられなかったよな
と歌を聴きながら気がついた

その上彼らは
ポップスターになるきっかけにも
すごく複雑な気持ちを抱く過程があったり
スターになってからも
正直でいることによって
トップに上り詰めても叩かれて
転落を経験したりしている


私は大した経験もないけど
なぜかずっと混乱しながら生きてきて
最近は自分はどうしてこんなに
いつも混乱してるのだろうと思っていた

もっと周りの人達みたいに真っ直ぐに
いろんなことを信じたりできたらいいのに
でも
どうやっても混乱しているのは
私の性質なのだな と
ここのところは受け入れて
混乱している自分を生きていた


ブリティッシュポップスター達の歌を聴いていたら
自分以外の混乱して生きてきた人達が
混乱していたがゆえの成果を出していることに
気がついて すごく励まされた

混乱していることにも
誇りを持っていこうと思った

いつかそんな自分を生きてきて良かったと
クリアに見えてくるときが来る
ということは
信じられるかもしれない


2018年10月10日水曜日

10月10日




久しぶりに父とふたり

昨日から寝込んでいる父

夜中にひとりで台所へ行き
頂き物のマドレーヌとクッキーを
散らかし放題でおなかいっぱい食べて
養命酒まで飲んで
そのまま眠りの世界へ

さぞかし至福だったろう


その後からは
起きてどんな不調を訴えても
あれだけマドレーヌとクッキー食べたんだから
余裕でしょー とか
あれだけマドレーヌとクッキー食べたんだから
しんどいに決まってるでしょー とか

何かにつけて夜中の爆食いを持ち出して突っ込むと
うれしそうなばつが悪そうな顔して笑っている

これは当分使わせていただくよ


2018年10月9日火曜日

10月9日




今日からケンチャンは10日ほど留守

いなくなる前にと
弟家族がもう少し
父と一緒にいてくれた


ケンチャンを駅に送って
必要なものを買って
ひとりでおいしいごはんでも食べようと
鎌倉の好きなごはん屋さんに行くも
火曜日なのでやっていない

15年も離れていると
この辺のことは全然わからないし
携帯も持っていないので
他のごはん屋さんを探すこともできない

いつも買い物する自然食材屋さんに行って
ご主人の好きなごはん屋さんを聞くも
火曜日なのでどこもやっていない

かろうじて一件やってるところを教えてもらって
お店に向かう間におなかがすいて
先程買ったおせんべとクッキーを食べる

なんだかむなしくなってくる

どうしてむなしくなるんだろ
と考えながら走る

やっとお店にたどり着いたら
駐車場がいっぱいで入れなかった


鎌倉から藤沢までをぐるぐる回り
なんの収穫もなかったみたいな気分の中
帰る時間が迫ってきた

昨日楽しい1日だったんだから
今日はこんな日でも
まあしょうがないか と
3時頃家に帰ったら
炊飯ジャーのスイッチを押すのを忘れたと
弟家族がごはんが炊け次第
お昼を食べようとしているところだった


自分以外の誰かが作ってくれるごはんは
すごくおいしいな

家族みんなで食べるごはんは
また格別


10月8日




今日は弟家族が父と一緒にいてくれて
ケンチャンと久しぶりに出かけた

ずっと行きたかった
親戚みたいな友達の家

田んぼと畑に囲まれて
静かで明るくて
とても良いところだった


友達が幸せそうでうれしかった

力強く励まされた

九州男児の太っ腹を見せてもらった

人を楽しませる
サービス精神も太っ腹

こころもおなかも財布も
リアルに太っ腹だった


そんな親戚みたいな友達が
近くにいて会いに行けることは
実家で生活していて良かったことのひとつ

自虐ネタばかり言ってる私に
喝を入れてくれる人が
側にいてくれるのは
今の私にとって
ありがたいことのひとつ


夜遅くに帰ると父は
ひとりでゴニョゴニョしゃべっては
ウロウロ階段を上ったり降りたり

いつもの調子に戻ったな
さあまたサイクルが始まるぞ

しっかりリフレッシュしたし
明日からまた楽しくやろう


2018年10月7日日曜日

10月7日




今日はお友達に会って
おしゃべりしてきた

お友達と言っても
むかーし付き合ってた人のお母さんで
そのお母さんはケンチャンのことも
なぜかとても慕ってくれて
ケンチャンもご縁を感じている

息子さんとのご縁は
ケンチャンも私も
もう全然感じていないのだけど
お母さんとはこれからもずっと
つながっていきそうで
まるでお母さんと出会うために
付き合っていたかのようだね  と
ケンチャンと話した


もうずいぶん前
そのお母さんに初めてケンチャンを紹介したとき
お母さんはケンチャンに
「昔  犬だったときに一緒だったかもね」
と言った

お母さんは動物が大好きで
特に犬への思い入れは強い

ケンチャンと会って出たその言葉が
過去生を信じる人なら
すごく好意的であることがわかるだろう

過去生を信じる私には
そう感じたけど
過去生を信じる私が聞いても
なんて面白いこと言うんだろうと
びっくりしたけれど
ケンチャンもその言葉をけっこうすんなり
受け止めていたところも面白かった


それほど何か
近いものを感じてくれたのが
とてもうれしくて
ケンチャンにも気兼ねなく
ちょこちょこ会って
おしゃべりするのが楽しい
大切なお友達

お茶飲んでおしゃべりして
スーパーで買い物して
なんてことない時間を
これからもできるだけ長く一緒に
楽しんでいきたいな


2018年10月6日土曜日

10月6日




10月11月は
予定が盛りだくさん

いつも行きたいときに
行きたい場所に行けるわけじゃないけど
行きたいところに行く予定を立てられるのは
ケンチャンや弟家族がいるおかげ

いなかったらいないで
どうにかしてるのだと思うけど
いてくれることがありがたいことだと
感謝の気持ちをちゃんと思い出さないと


私はすぐ忘れてしまう

めんどくさかったり
うっとおしいことばかりに目が行って
ありがたさが霞の向こうに隠れ
手探りしながら近づいていかないと見えない

全部自分ひとりでやった方が
楽なのではという錯覚を起こしてしまう

介護で共倒れする典型的なタイプだ


倒れる前に
ちゃんと思い出さなければ

手を差し伸べてくれる人が
たくさん周りにいるってことを

ありがたいと思う気持ちが
自分を幸せにすることを

幸せは  なろうとすることではなく
すでにあることに気づくことだと


2018年10月5日金曜日

10月5日




今日は大好きな歯医者の日

ここのところはクリーニングをしていて
歯石をゴリゴリ取ってくれるのだけど
とっても痛くて  初回はうんざり

でも取ってもらった後
確実に歯の調子が良くなった


歯石を取ってもらうのは
どうやっても痛くて苦痛なのだけど
歯科衛生士さんは
取ったら良くなることを知っているから
相手がどんなに痛がろうが
自信を持ってゴリゴリやってくれる

相手が多少苦しんだとしても
それがその人のためになるのならと
胸を張って役に徹する

それが私にも伝わってきて
痛さの向こうにある解放に意識が向かい
苦しみは和らぎ
ありがたさが湧き上がってくる

痛くてもちょっと我慢して
ぜーんぶきれいにしてもらいたくなる


私もそんな風に
堂々と相手のために
ガツンとやれるようになりたいな

でもそれには絶対的な善意と
自信が伴わないといけないんだな

大事な気持ちが備わってこそ
誰かを助けることができるんだ


ああ  歯医者はほんとうに
学びがいっぱいの場所


2018年10月4日木曜日

10月4日




久しぶりに元気な父

床屋さんに行くための準備で
朝からお風呂に入り
20日ぶりにサッパリきれい

でも床屋さんに行く余力は残らず

明日は行けるかな
それとも寝込むのか
今夜次第


でも  最近は夜中起きて
ウロウロすることもなく

今日も元気に起きてるけど
幻視は弱く
クッションに話しかけることもなく
穏やかに過ごしている

ただ  言葉がちゃんと理解できなかったり
言いたいことが言えなかったりする

私が言うことを
勝手に解釈して
笑ったり怒ったりしている


歯みがき  と何度言っても
わからないときがあるので
ジェスチャー入りで会話する

ジェスチャーできるものは良いけれど
食べたいものが言えなくなったり
パン  と言ってもわからなかったり

そういえば
もう父の記憶の中では
私がパンを焼いていたことは
抹消されている

ケンチャンと私が父と一緒にいるのは
タイミング良く実家にいたからだと
思ってるそうだ

なんともポジティブだな

これからもタイミング良くいきたいね


2018年10月3日水曜日

10月3日




台風の後
そこらじゅうの葉っぱが
カサカサになってしまった

風がすごすぎて
枯れちゃったのかと思っていたら
潮風が吹いてくるからだと
ご近所さんが教えてくれた

車で20分かかる距離
海から風に乗って飛んできたんだ



今日は母のお友達が
お線香をあげに来てくれた

ケーキをたくさん持ってきてくださったので
今日は3人で羽目を外して
思いっきり食べた

父もショートケーキをペロリ

おなかが重いだ  もたれただと
ゴチャゴチャ言っていたけど
でもおいしかったよね  と言ったら
そうなのよ〜〜
だって


大好きなケーキに助けられ
ちょっと元気が出てきたかな

チンプンカンプンなことも言い出した

その調子その調子

もうこの際
認知症らしくいてくれた方が
なんだか安心するよ


2018年10月2日火曜日

10月2日




台風のすごい風で  うちの渋柿は
たくさん落ちてしまったのだけど
なぜだか甘柿はほとんど落ちなかった

良い塩梅に色づいてきたので
柿を楽しみにしている父に
いつもどうやって収穫してるのか
聞いてみた

父はいつも
枝を手で引っ張って
手でもいでいたというので
それでやってみるよ  と言うと
ケガしないように
気をつけてね
と普通に気づかってくれた


手で引っ張っただけでは
ほとんど取り切らないので
高枝切り鋏を買ってこないとな

まあまあ甘くて
普通においしい柿だ

ずっと普通モードの父は
もう少し置いておいて
もっと甘くなったら食べる
と言った

すごく普通の意見だ

安定感のある普通加減だ


2018年10月1日月曜日

10月1日




台風が過ぎ去って
夏が戻ってきたように暑いけど
良い香りをさせ始めていた金木犀が
たくさん飛ばされていたり
栗やドングリや
うちの庭の渋柿も
ポトポトと地面に散りばめられて
台風一過の風景は
やっぱり秋


台風が去っても
父は今日も眠り続ける

秋の空のように
父のからだも変化しているんだな

春も良いけど秋もとても気持ち良い

幻視が出なくなってきたのなら
現実の秋を気持ち良いと
思ってもらえる時間を
少しでも持てる機会を作りたい


まずは床屋さんから

お茶の水博士みたいになってきたぞ〜