2018年4月30日月曜日

4月30日



長野から  母の弟さんが来てくれた

5人兄弟のど真ん中の母
おじちゃんは末っ子だ

すごく久しぶりに会ったけど
変わらず若々しく元気だった


お葬式に来れなかった分
いろんな想いを抱いてくれていたようで
そばに置いておきたいと
母のいろんなものをほしがった

最後にはお骨も少しわけてほしいと言う
よく聞いてみたら
おじいちゃんとおばあちゃんのお墓に
一緒に入れてくれるという

まだお墓の場所も決まってないし
それは良いな〜と思い
でもどうやって入れるの?と聞いてみたら
スライド式の戸を開けると
100人分くらい入るスペースがあって
みんなのお骨が混ざり合って入ってるという

お墓の中がそんな風になってるとは
知らなかったな


母の実家のお墓に
一度おばあちゃんに連れられて
行ったことがある

すんごい山の中に歩いて入っていって
途中に沢水が流れていて
おいしかったのを覚えている

おじちゃんが
草刈りが大変だと言っていた

墓守りするのは大変だろうけど
良いところだった


2018年4月29日日曜日

4月29日



亡くなった母が
いつも側にいるよ派と
もう次の生が始まったよ派がいる
天国や空にいるよ派も

私はよくわからないけど
病気ばっかりで辛そうな人生だったから
次はたくさん幸せを感じられる人生が
もう始まってたら良いなと思ってるんだけど
最近  いつも側にいるよ派の人が
いろんなサインを送ってくるよ
と言っていた

私は母が亡くなってから今まで
特に何もキャッチしてないな


父をひとり置いて
なかなか家を出れない上に
ヒマにしてると  もんもんとしてきて
いろいろ余計なこと考えるので
母の荷物を整理してたら
大量のタオルや布の中から財布が出てきて
中に4万円入ってた

母からお小遣いよってサインかな  笑

出かけられなくても楽しめるように
カメラを探してたところなので
これで買おう♫


2018年4月27日金曜日

4月27日



昨日  父の病気の勉強会みたいのに
誘ってもらって行ってきた

誘ってくれた方のお母さんと
うちの父は同じような病気なんだけど
その方は私より20歳年上

会場に来てる人達も
私より20歳とか30歳とか
上そうな人ばかり

ざっと見渡した感じ
私のような若造はいなそうだった


昔から  お母さんくらい年上の人と
遊ぶのが楽しかったけど
こういう場面でも
そんなことになるとは

ちょっと早いな〜と思うけど
同じような境遇の人は
きっと他にもいるだろうし
今の時代  婚期や出産が遅くなっているので
これからの人達が老人介護を始める年齢は
私達の歳より早くなるだろうな

ちかごろのわかいもんは落ち着いてるから
未来を見据えて対応していくのかな


私は子供もいないし
どこでどうやっているのやら

死に対して
子供の頃から向き合ってきたけど
老後のことはあんまり考えてこなかった

誰かに「困ったばあちゃんだ」
と迷惑かけないように
今から準備しとかなきゃ
と思う今日この頃


2018年4月26日木曜日

4月26日



早朝から蚊に起こされた

ここは  こんな時期から蚊がいるのか

そんな生活も15年ぶり



脳の研究をしてる友達が
ミラーニューロンの話を聞かせてくれた

説明するのは難しいけど
あくびがうつるのはなぜかってことの原理


父が夜眠れないと
私も眠れないのなら
私がぐっすり寝たら
父も良く眠れるというような

私がイヤラシイことを考えてると
父の発言もイヤラシかったり

近い人程そうなるって

それも脳の仕業らしい


それならば
コントロールできるんではないか

人のことは人のことだけど
自分のことはコントロールすべく努力できる

サボリーの私には
難しいけど
やってみる価値はある


2018年4月23日月曜日

4月23日



父のディープトリップと
ケンチャンの京都行きとで
家族の旅が重なり
私のこころは極まった

全然極めたくないんだけど
どうしてもがんばってしまうようで
あふれてしまう

みんな自分の思うように
生きたらいいと思うけど
それは私の本心じゃないんだよな
わがままも言いたい


そんな時に
長野のいとこのお姉ちゃんが電話をくれて
やさしい言葉をかけてくれた

連日長野から
たくさんあたたかな気持ちが届く
ありがたい



父も陰極まって陽となり
今日は穏やかな1日

父がスタミナつけたい!と
お昼はカツカレーを食べた

カツカレーなんて
私は何十年ぶりだよ

薬の効果か
喉の詰まりを訴えなくなってきてるし
ゴールデンウィークは
スタミナ系でいってみようかな


2018年4月20日金曜日

4月20日



昨日に引き続き  今日も一日
父は戻ってきてくれなかった

父が言うところの
「あっち側」に行ってしまった

説明しても  からかっても
祈ってみても  だめだった


私は  父を  ちゃんと
信じられていないのかもしれない

本当のところ
どうなっても良いのかも
もう投げやりだ

父の人生は
父の思うように
歩いていくしかないんだもの



今日は昨日の続きで
友達に会いに行った後
腰越の海を歩いてみた

太陽に照らされていたら
そうか  暗〜い状況だからこそ
いかに明るくいるか
が重要なのだ
と閃めいた


2018年4月19日木曜日

4月19日



もうすぐケンチャンが
2週間京都に帰るので
いろいろやっとかなきゃと
今日はお香典返しを積み込んで
母の妹のおばちゃんちに行ったり
いとことお昼を一緒に食べたり
すごく久しぶりに
友達のお母さんと話したりと
いっぱい笑って
楽しかった

最近は  いろんな人に会って
いろんな話をしていると
いろんな影響を受けて
内側が広がる気がする
誰と話していてもうれしい


家に帰ったら
また父が大変そうだったけど
父を信じて
なるべくどーんと構えているようにする

ちゃんと帰って来てくれると信じて


2018年4月16日月曜日

4月16日



今日は母の四十九日

昨日まで寝込んでいた父は
今日は朝から元気元気で
床屋に行く!と言う

朝ごはんをしっかり食べて
床屋でさっぱりして
お昼もしっかり食べて
昼寝しても
いつもなら撃沈するパターンに見えて
撃沈しなかった父
できるじゃん


弟家族もやってきて
ちょうど産まれて1ヶ月の赤ちゃん
初めまして
小さくてすごくかわいい

3人の子ども達
みんな同じような顔をしてて
すごくかわいく見えるのは
やっぱりオババカなのかな


ずっと白ばかりだったけど
今日はピンクがいっぱいのお花を飾って
みんなでお寿司を食べた

父もかろうじて食べれた
これは最近ではすごいこと


ちょうど4月の真ん中らしい
爽やかで気持ちのいいお天気の日だった

母に会いたくなるけど
もう淋しくない
みんなが前を向いているのがわかった


四十九日は良くできているって
誰かが言ってたの
なるほどな  となる

霊がどうとかっていうのも
あるのかもしれないけど
残された者に対する
これも先人の知恵なのかもしれない


2018年4月14日土曜日

4月14日



昨日
居間のソファーで昼寝していた父が
突然泣きながら謝りだした

いつも夢と現実がごちゃまぜになってしまうのだけど
言ってることを聞いてると
どうやら今の状況について謝っているような
いないような


自分がだらしないから
病気も治しきれなくて
取り返しのつかないことをしてしまった
みんなに謝らなきゃ  と
ケンチャンにも謝り
母にもお線香をあげて謝った

父が泣いてるのを初めて見た


やっと私達が
山の家を泣く泣く離れ
ここにいるということが
どういうことなのかを
わかってくれたのかな

母と違って
父はそのことについて
一切配慮を見せず
私達がここにいるのは
当たり前のように思っているようだったから

と一瞬思ったけど

なんだかやっぱり寝ぼけてるみたいな
妄想の延長みたいな感じなので
どうせ謝るなら
もっとクリアな時にやってくれよ
とツッコミたくなった  笑


今日目が覚めても
その気持ちを覚えててほしいけど
まあ期待しないでおこう


2018年4月12日木曜日

4月12日



今日はパンの記念日だそう

だからというわけではないけれど
2000年からずっとパンがお世話になっていた
東京のレストランにやっとご挨拶に行けた

私のパン人生は
今と同様に不安定だったけど
元カフェエイト  現在エイタブリッシュは
ずっとずっとそんな私のパンと
根気良くお付き合いしてくれた

突然終わりになってしまったけど
いつでもまた始められるように
いろいろ考えてくれているのが
本当にありがたい

エイタブリッシュオリジナルマイヨーネが
食べれる日が来たらうれしいな


それにしても
朝から夜まで出かけたのは
鎌倉に戻ってからの4ヶ月で
今日が初めてのこと

それも東京なんて
行く前からソワソワドキドキで
電車に揺られてたら腰痛になり
表参道を歩いてたら人に酔い
久しぶりの外食も胃にもたれ
なかなか刺激的だったけど
久しぶりの人達とゆっくり話せて
とても良い気分転換になった


父とケンチャンも
元気に待っていてくれて
それが何よりうれしかった

やっぱり私には
パンの神様がついているんだ


2018年4月11日水曜日

4月11日



せっかく治療が始まったのに
その治療すら嫌がる父

不快な症状が全部
薬の副作用だと思ってしまう

ちゃんと話を聞いていないと
乗せられそうになるけど
ようく聞いていると
ほとんどの症状が  副作用ではなく
まだ効いていないんだ
ということがわかる

目先の不快感に反応して
目的を忘れてしまう


うーん  わかるけど
自分もその質があるけど
親とはいえ他人のそういうのを
理解させて思い出させるのは
なかなかの労力だ

労力だと思うと
それだけで疲れてくるから
父を通して自分のためにやっていると
思えるようになったら
お互いにとって良いのかな


毎日手探りで草をかき分け
次にどんな景色が見えてくるのか
どきどきしてる感じにもう疲れた

もっと高いところから見れたら
遠くまで見渡せて
いちいち感情に振り回されなくなるのに

どうやって見るんだったっけ?
忘れちゃった〜〜


2018年4月10日火曜日

4月10日



いつまでたっても何やってても
自信がない私

いろんなことのネックになっているのは
その自信のなさからくるのだと
最近感じ始めている

どうやったら自信がつくのか
インターネットで調べてみたりしたけど
反発心が強く  あまのじゃくなので
いろいろ素直に取り入れられない


最近近くの公園まで散歩するようにしていて
小さな公園の芝生の上を
裸足で歩いてみたり
木にさわったりして
街の中でも自然を感じたら良いんだと
山の中で鹿や猪と暮らしてた時の感覚を
思い出そうとしてみたりしてた

そうしていたら
自分がどうやったら自信が持てるか
わかったような気がした

何をやるかは
人それぞれなんだと思う


ともあれ
やっぱりコツコツやるしかないんだな

どこにいても誰といても
やることは同じ


2018年4月8日日曜日

4月8日



父が  ピーナッツが食べたいと言ったので
とっておきのピーナッツの
殻を割って出して
ちょうど寒かったので  ストーブの上で
フライパンで炒っていたら
「良い景色だね」
と言った


そうだよね
豊かだよね
こんな風に
ひとつひとつをていねいに暮らしたい


炒りたてのピーナッツ
とってもおいしかった

楽しみにしていた父は
喉に残って苦しいと


いつもモドカシイのが
我が家の日常


2018年4月5日木曜日

4月5日



自分のことも  ちゃんと労らなきゃ〜と
遊んできたのはいいけれど
私がいないと不安になり
帰ってこないと心配してしまう父は
すっかり様子がおかしくなってしまった

また戻るのはわかっているんだけど
昼も夜も不安定で
ずっと眠れない父を見ていると
なんとも切なくなる


今日も明日も  出かける予定あるの?
と聞いてくる
なんにもないよ
と言うと  良かった〜  って

依存されると
辛いのは父の方だから
依存させずに安心させるには
どうしたらいいのかな

今の父相手では
すんごく難しい課題だな


父がどんななってても
気にせず遊べる図太さを養うか

それとも家にいて
ひとり遊びがめっちゃ楽しい!
みたいになれればいいのかな

どっちも偏ってる感あり

思うままに生きていた頃が懐かしい


2018年4月3日火曜日

4月3日



今日は元気な父

仕事のメールのやり取りを
たまたま私に見せてきたので
ちょっと読んでみたら
私のことが書いてあった

とても傷つく冗談だった

悲しくて泣いたら
謝ってくれた



私は頑張り過ぎてると思った

頑張り過ぎてるから
傷つくのだな


もう少しゆるめなきゃ

ケンチャンに父を任せて
遊びに行っちゃおう


2018年4月1日日曜日

4月1日



今日は寝たきりの父

薬を飲み始めたからって
そうそう簡単回復するわけではないのだけど
早く解放されたい本人は
いろんな戸惑いを生み出し始める

それを聞いているのは大変
はっきり言ってとてもウザい

私の中からも
いろんな汚濁が湧き出し始め
そんな自分に気づくと辛くなる


居間でひとり
鉄拳さんのパラパラ漫画を観て
初心に帰ろう  と思い
「お父さんは愛の人」という動画を観ていたら
いとも簡単に初心に帰れた

父の様子を見に行ったら
辛そうにベッドで寝ているのに
私の顔を見て
「今日  良い顔してるね」
と嬉しそうな笑顔で言った

また泣きそうになった




因みに
鉄拳さんの「約束」の音楽は
特にいい!