2019年8月31日土曜日

8月31日




今日は恐る恐る
3時過ぎに買い物に出たけど
そんなに暑くなかった

雲も秋っぽくなって
明日から9月



食欲の秋がやってくる

おいしいものたくさん食べたいな

暑さと強制的介護ダイエットで
すっかり量が食べれなくなった


この夏はひたすら
韓国のモッパン(食べる動画)を観て
代わりにたくさん食べてもらって
自分で食べなくても
なんだか満足できるようになった

食べたいときは
とりあえずコチュジャンを入れて
味噌汁も炒め物も韓国料理風に

韓国料理も韓国人も
こんなに好きになるとは
思ってもみなかった


いろいろ白熱してるけど
国ごとわずらわしく思う理由などない
様々なほとぼりが冷めたら
韓国にグルメツアーに行きたいな

ひとまずは新大久保の
コリアンタウンに行って
チーズトッポギが食べたい


2019年8月28日水曜日

8月28日




鉄人と呼ばれた男
そう簡単には死なないぞー

ちょん切られても芽を出す植物のように
水なんかなくなって
ちょっとやそっとじゃ枯れないぞー

ほんの少しの栄養でも
フル活用して生き抜くぞー




父の主治医が変わったことで薬も変わり
倒れたことで点滴で水分も補給されて
ヘルパーさんも代わる代わる
いろんなひとが出入りするし
なんだかちょっと父の様子が違ってきた

私が介護してきた1年半とは
違うペースになって
父にいろんな新しい刺激が
送られているのだろう


その変化に対して
うれしそうなときもあれば
すごく嫌そうなときもあるけど
やっぱり私はすごくサボっていて
父を放っておいてきたのを実感する

いろんなひとたちの新しい手が加わり
今までよりずっと父が安心できて
こころが満たされてくれたら良いな


ここ最近
しおらしいことを言うようになったし

言われる私もうれしいけど
そういう気持ちを抱けることは
父自身が幸せだろうなと思う


2019年8月27日火曜日

8月27日




父の肺炎疑惑が昨日晴れて
ドドーーーッと疲れが出て
ぐったりとする中
幻視モードの元気な父が
容赦なく私を呼んでくる

死にそうになっていたことも
あんまりわかってなくて
いつも通りの父に戻った



お医者さんに
最後はどこでどのように迎えるかとか
どこまで手を施すかとか
あと2、3週間で死んじゃうかもだから
覚悟することも考えるようにと
いろいろ準備をさせてもらって
その分大変だったけど
もうどうなっても大丈夫 と
心構えができたので良かった

本番がいつ来るかは
またわからなくなったけど
もういつそのときが来ても
あとは父に寄り添うのみとなった


頭では決まっていても
いざその気配が近づいてくると
こころがグラグラするものだ

周りの人間の気持ちは決まってても
本人はわかってないながらも
生きようという意思を見せてくれたりする

そうしたらそれをちゃんと受け取りたい

今回父のからだは生きようと
がんばったのだと思った



今回のことで
お医者さん 看護師さん
ケアマネージャーさん ヘルパーさん
それと家族 近しい友人達が
私のこともしっかりと支えてくれた

ほんとうにありがたかった


2019年8月25日日曜日

8月25日




ヘルパーさんが出入りするようになり
父の緊迫した状況は少し解けてきた

ヘルパーさん達は
すごく上手に 嫌がる父に
食べ物を食べさせてくれたり
飲み物を飲ませてくれたりする

父の嫌がることはみんな
ヘルパーさんや看護師さんにやってもらって
私はやさしい娘に徹っさせてもらっている


解熱剤や抗生物質など
薬も上手に飲ませてくれる

根本的な解決になっているかは
わからないけど
4日ほど下がらなかった熱が
ひとまず下がってきて
今日は痰も出なくなってきた

肺炎疑惑は解消されてほしかったので
まだ油断はできないけど
少し回復の兆しが見え始めて ホッ



最近CBDオイルという
麻のオイルを自分のために
買って飲んでいるのだけど
いろんな病気に効果があるとは聞いていたけど
(認知症にも!)
肺炎にも効果があると
友達が調べて教えてくれた

父は医療関係の仕事もしていたので
聞いてみると
大麻を使った治療のことを詳しく知っていて
とても流暢に教えてくれた
(といっても 半分は聞き取れない)

父も飲んでみるかと聞いてみると
「俺はいい」と
やっぱり消極的な答えが帰ってきた


舌の裏側に垂らすと良いらしい
寝てる間にとか考えたけど
舌をペロッとめくるとかは
けっこう難しいね〜

口の中にポチョンと落とすだけでも
やってみるかな


2019年8月24日土曜日

8月24日




生活が激変することがあるってことは
約2年前にもうわかった

そしてそのうち
その新しい生活に慣れていくことも

今は往診のお医者さんと
訪問看護師さんが
代わる代わる来てくださり
朝晩ヘルパーさんも来てくださって
超暇人だった私の毎日は
父の予定で埋め尽くされて
ますます家からも出れなくなった


食べたくない飲みたくない父は
栄養不足 水分不足で倒れ
点滴をしてもらうも高熱が出て
今は熱は下がってるけど 肺炎疑惑

すっかりベッドから動けなくなった

がんばって水分を摂るときもあれば
「がんばって飲んだから
こんなに苦しいんだ」と言って
また飲まなくなる

ほんの少ししか食べないフルーツも
「こんなに食べて大丈夫かな」と
食べ過ぎを心配している

父の脳の誤作動は
どうやっても正常に戻らず
死に向かってまっしぐら


父の生きる力は
あとどれくらい残っているのかな

そう言いながら
あと10年生きたら 笑おうね
と弟と話した


2019年8月19日月曜日

8月19日




近所の保育園を盗撮 笑

みんなでわいわい
プールに入っていて楽しそう



小さい頃
毎年夏休みは長野の田舎の
流れるプールがある市営プールに
遊びに行くのが恒例だった

今でも流れるプールってあるのかな

あの流されてる感じ
無性に楽しかったよな



お盆には 長野から鎌倉から
親戚が母のお墓に行ってくれた

お墓から山が見えて
良いところだったよ〜
お寺の住職さんも良い感じで〜
と言ってもらったり
綺麗なお花が供えてあったよ〜
と次に行ったひとが教えてくれたり

うちは何もしてないので
なんともありがたい限り


お盆に何もしなくて
母が恨んでおばけで出てくるかな
とか
ご先祖様が怒るのかな
とか
頭をよぎったりしたけど

そんな風に思われちゃ
母もご先祖様も心外なのでは


みんな子孫の幸せを願って
愛情いっぱいで見守ってるでしょう

それか
もう過去のことなんてすっかり忘れて
新しい人生を突き進んでいるでしょう


ほんとうのところどうなのか
さっぱりわからないけど
そう思ってる方が
何もしなくても気楽で良いな


2019年8月17日土曜日

8月17日




チョコミントが大好きだーー!

食べたいものくらい食べないと
この夏は乗り切れない

チョコミントを食べると
見事に私のこころは
スーッと爽やかにクールダウンする



父だって
食べたいもの食べたいだろうに
なかなか食べれなくなっている

限られた食べれるものから
自然と行き着いて
最近はもっぱらフルータリアン

もうすっかり開き直って
甘いものばかりの毎日だけど
フルータリアンと言っておけば
そんなにからだに悪い感じもしない



私もかつては
ベジタリアン ヴィーガンを通過したけど
今はなんでも食べる普通のひとになり
職業もなく
何者でもない者として
着々と自分てどんなだったかを
忘れていっている

今この生活をしていたら
ひとから影響を受けたり
与えたりすることもなく
ただ存在していたい気持ちが
どんどん大きくなってきた

ひととして生きてる限り
そんなこと言ってられないのかも
しれないけど



父はなんの意志もなく
本能の赴くままに
フルータリアンをやっている

自然に溶け込んで
ただ生かされている


2019年8月15日木曜日

8月15日




晴れたと思ったら
ザザッと降ってきて
風がぐるんぐるんして
また晴れて

今日は朝から
私の内側もそんな風
外側もダルイし


台風のせいにしよう

クーラーのせいにも

最近癖がぶり返してる
食後のアイスクリームのせいにも

暑過ぎて散歩にも行けない
全部夏のせいにしたくなる


2019年8月14日水曜日

8月14日




砂浜を裸足で歩いて
波にジャブジャブ流されてると
足が軽くなった感じがして
気持ち良かったな〜〜

世間は海離れが止まらないらしい




きっといろんなことが作用して
父は自分でトイレに行けなくなってきた

ごはんを食べるために
起き上がるのが精一杯

フラフラするので
立ち上がって歩けない

無理に歩いて倒れたりするより
父の用心深さは
今の状況にはちょうど良い



父も自分で
「状況が変わってきたね」
と言った

からだは動かないけど
頭はクリアなようで
今日はゆっくり話をした

気にかけてくれる友人や 弟家族にも
会いに来ようとしてくれるのに会えなくて
申し訳ないと思ってると言った

いつもそのときは
うざそうにしてるけど
後からちゃんと考えてるところは
元々の父のまま



父が安心して暮らせる環境を
見つけて作り上げなくてはね

ほんとうに状況は
台風10号のように
ゆっくりかつ
ごうごうと移動していく


2019年8月13日火曜日

8月13日




これ全部咲くんだー!

暑過ぎていつも
外に出れるのは夕方なので
お花はすでにしょぼんでる




目の前にいるひとの向こうには
どんなひとにだって
広い広い世界が広がっている

生まれ生きてきた環境や
現在囲まれてる状況
考え方や想いなどなど

面で見ても伝わってこないことが
たくさんある


みんなに奥行きがある
私にだって

奥行きまで見ようとしてくれるひとに
いつも感動する

私もそうでありたいと思い
けっこう必死で頭を働かせてみる

必死が良いのか
力まない方が良いのかは
まだわからないけど
奥行きを見ることが目的なので
見れたときは喜びがある

そのうち喜びも湧かないくらい
当たり前になるのがゴール


2019年8月11日日曜日

8月11日




往診の先生が来てから
薬の量が少々増えたり
父の様子も変化している

実際には 薬の効果なのか
大きな波の変化なのか
良くわからないけど

前にもこんな頃があったような
前と違うような 同じなような

改善されたことと
できなくなったことが
入り混じっている

まあ 矢印はいつも
前を向かって指しているんだと
思っていよう



とりあえず
ごはんの量が少しずつ増えてきて
水分も摂ってくれるようになって
ほっとできるようになった

周りのいろんなひと達が
いろんなカタチで
ほっとさせてくれた

ほんとうにありがとう


2019年8月9日金曜日

8月9日




散歩してたら
近所のおうちのガレージに貼ってあった

この辺にカブトムシがいるとは
あんまり思えないけど
きっとどこかでたくさん
捕まえてきたのかな


私も小さい頃弟と
長野の田舎で山のように
カブトムシを捕まえて
持って帰ってきてたっけ

死んじゃったらそのままほっぽらかしで
いつも母が片付けていたんだろうな

動物が飼いたくて
お願いしてモルモットも飼ってたけど
すぐに飽きてほっぽらかし
その後の記憶は全くない
母が面倒見てたんだろうな

猫もどうしても飼いたくて
友達からもらってきて
強引に飼わせてもらったっけ

20年くらい生きたけど
半分くらい経って私は家を出たので
最後まで猫と一緒にいたのは母だった


この張り紙を見ると
ゆうたくんの
お父さんなのかお母さんなのか
わからないけど
ゆうたくんと一緒に
カブトムシほんぽを
楽しんでいるように見える

子供のやりたいことだったら
親は喜んで協力するのかな

こちらから見ると
母はいつも子供のやることの
後始末係みたいだったけど
一緒に楽しんでくれてたのだったら
救われるなあという気持ちが
これを見ていると湧いてくる


2019年8月7日水曜日

8月7日




昨日は父の往診の先生の
初診の日

ケアマネージャーさんも来てくださり
部屋が人だらけになると
父はいつもの幻視の会議中のときのように
ひと通りの診察を終えると
自分の部屋から居間に逃げ出した

若い男の先生だったので
部下のような感じであしらい

ケアマネさんをうまく使って
飲みたかった甘酒&ミルクを作ってもらって

すごくマイペースに
初診を終えた


緊急性はないけど
レビー小体型認知症に
パーキンソン病の症状が加わると
公的支援制度が使えるので
ちゃんと検査をした方が良いのでは
ということになってきた

父の右側の関節は全て硬くなっているそうで
もしかしたらパーキンソン症状かもしれないけど
そうじゃないかもしれない
とのビミョーなところだそうだ

父が歩く姿を見てみなさん
「スムースなんだよね。。」と
口を揃えて言っていた


支援してもらえなくても
スムースな方が良いね


2019年8月6日火曜日

8月6日




家族みたいな友達が
トイストーリー4がとっても良い!
と勧めてくれたので
せっかくメンバーズカードを作ったのに
全然行けてなかった映画館に
待ってました!とばかりに観に行ってきた


映画館は夏休みの子供達で大賑わい

隣に座った男の子は
映画どころじゃないといった感じで
半分立ってるような体勢で
ポップコーンを一生懸命食べている

ちゃんと観れてるかな?と
親心で気にかけていたら
キャキャキャキャと
隣の子を含む全てくらいの子供達が
一斉に笑い始めた

子供はここがそんなに面白いんだ
という大人と違う笑いのツボで
とても楽しそうに笑うみんなの声が
聞いててとてもかわいかった



いろんな生き方があるよ
ずっと叶えたかった夢も
想像もしてなかった未来も
それもこれも良いよって
見える世界を広げてくれる

自分のものだと思ってたものは
みんなのものだったり
誰かのものだと思ってたものも
自分のもののように思いを抱いても良いんだ

個にして全 全にして個
みたいな気持ちになり
隣のボクへの親心も
そのまま抱きながらの楽しい映画だった



父のことも

父は私だけのものじゃない

いろんなひとが
父への想いを抱いて
これから父とどう生きていこうか
考えてくれているんだ

ぎゅっと握った拳が
開かれていくような私の夏も
朝の空気がほんの少しひんやり
変わってきた

あと数日で立秋


2019年8月1日木曜日

8月1日




向こうに見える山は
昨日ケンチャンが自転車で行ってきた
丹沢辺りだろうか

往復で100キロだって

昔はいつも丹沢に水を汲みに行ってたので
そんなとこまで行ってたのかとびっくりしたけど
絶対気持ち良かったに決まってる

顔に日焼けして
うれしそうに帰ってきた





ここのところ暑すぎて
素直に運動を拒絶してたけど
6時に雨戸を閉めようと窓を開けたら
空気が涼しかったので
久しぶりに散歩に出てみた


目からの情報より
鼻からの情報が忙しい

焼肉のにおいがすると思ったら
コロッケのにおいもする

ぬるい空気の中に
おいしいごはんのにおいが
行く先々で充満していた

街ならではの
散歩の風景