2018年1月7日日曜日

1月6日の手紙



「パパ  昨日行ったけど  会えずに残念だった

心の中をふりしぼって書いてます

パパの辛さが伝わってくるけど
私にはどうすることもできないけど
いつか笑って話せる日が来ると思う

みんなこんなふうにして
回復していくんじゃないの
急がないでおこうね」




お医者さんが見せてくれた写真では
母の脳は半分まだら模様だからなのか
半分は妄想の中で生きているようで


昨日は救急の人にお願いして
玄関先まで連れて来てもらったそう

でも2階の父の部屋まで行くのは
無理だったと悔やんでた



今のところ  頭と右手しか動かせない母だけど
自分がいかに不自由かより
父を励ますことに一生懸命で


そしてその相手は  どんなに励ましても
受け取ってくれない父
きれいごとだ  とか
責任取ってよ  とか言って
(すごーくやさしい言い方だけど)
励ますごとに門前払いしてくる


何だったら届くのかな
ポストの入り口が小さ過ぎる




そういえば
母の妄想の世界では
ケンチャンが病院で働いてることになっている

救急車で運ばれてすぐ
点滴を打ってくれたのがケンチャンで
声を聞いてすぐわかったと

また  注射がすごく上手らしいし
大きな声で他の看護師さんを叱ったり
なかなかのもんだよ〜と
感心してる



そうやって無意識にでも
自分が安心できる世界に生きようとしているのかな

そこも父と反比例してて面白いな


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