2015年4月19日日曜日

パン屋はおもふ




レーズン はっさくピール いろんなナッツのパン


口の中で混ざりあい 奏でられるハーモニー

やっぱりハーモニー系 好きだな


一見シンプルなカンパーニュも
強力粉 全粒粉 ライ麦粉 酵母 水 塩

どれかひとつが違ったら 違う味になる

パンづくり自体が
ハーモニーを奏でる作業なのかあ




京都に引っ越して来てから 2回目の春

今年はだんなさんが杉花粉にやられて
顔がぶんぶくりんに腫れ上がった

花粉症って 鼻水ブーブー 目カユカユ
のイメージだったけど
それだけじゃなく
肌が敏感なひとは 花粉が触れる場所が反応するみたい

初めてみるぶんぶく顔にお互い戸惑いつつ
(北海道には杉がないのです)
たまたま見つけた花粉症対策の記事を読むままに
小麦を絶ってみたら?と提案してみた

うちはパン屋
でもわたしは あんまりパン食じゃないので(笑)
余るパンはいつもだんなさんのごはんやおやつになっていた

パスタもうどんも大好きだし
確かに小麦の摂り過ぎ感はあったので
本人も納得 すぐに実行

毎日食事を作る コチラ側としては
余ったパンを食べてもらえないのは結構めんどくさいな〜〜と
始めおっくうだったけど
自分にとっても 小麦は減らした方が良いだろうと
毎日せっせとお米を炊いた

しかし!
だんなさんは今回のことで皮膚科にも行っていて
花粉症の症状を抑える薬を飲んでもいるので
(ステロイドではない飲み薬)
薬を飲んでるからと調子に乗って
ある日天然酵母のパン屋さんをはしごして
わたしがたくさん買ってきてしまったパンで
夜ごはんを済ませてしまった日があった

そしたら良くなってきた症状が 次の日一気に逆戻り

薬を飲んでいても パンをたくさん食べたら
リバウンドしてしまったの☆


ほんとうのところはわからない
ほんとうにその夜のパンだけが原因かとは
言い切れないと思うけど

その後ちゃんと小麦を控えていたら
どんどんぶんぶくりんがおさまってきた

薬の効果もあるかもしれないけど
薬を飲んでても パン食べたら悪化したしなあ

そして スペルト小麦のパンとクッキーは
もりもり食べてるけど 大丈夫そう



身近に食に敏感な人達がいて
カルナーの想いはまた膨らみます

いつも弱い立場の人達に
寄り添っていたいと思う性分

そういう人達は本当は強くて
逆に支えてもらっているのかもしれないけど



例え100人にひとりであっても
選択肢が少ない人達が
ここに来たら選べるものがある

そういうパン屋でありたいがために
カルナーはそっちの方向に歩いてきた

これからも はみ出ないように気をつけつつ
真ん中のはじっこを歩いていきます


0 件のコメント:

コメントを投稿