父が亡くなってから引き継いで
ひとりでお世話させてもらっていた
父の叔母にあたるおばちゃんが
流行りの風邪で亡くなった
父の従兄弟たちはみなさん高齢で
やっぱり私しかできる人がいなくて
長野→東京→神奈川コースで
ひとり納骨式を完了させてきた
おばちゃんの望みだった
ご主人と同じ
真鶴の海が見えるお墓に納骨
おじちゃんの骨壷と並べてもらってるのを見たら
なんだかとても幸せな気持ちになり
この役目をやらせてもらって良かったと思った
おばちゃんは おじちゃんが亡くなってから
認知症になり10年以上
ヘルパーのご近所さんにお世話になり
奇跡的に一人暮らしをしていた
自分のおうちが大好きで
徘徊しないものだから 奇跡的に
でも ヘルパーさんたちに
キックとパンチと暴言を浴びせる
暴れん坊だったそう
お骨を引き取ってから
おばちゃんのおうちに一旦帰してあげたら
担当してくださっていたヘルパーさんたちが
これまた奇跡的に全員集まってくださって
こんな風に全員集まれるなんて
初めてのことだねえと
みなさん嬉しそうにしてくれて
口々におばちゃんの思い出話を
聞かせてくれたのだけど
それはそれは大変なご迷惑をおかけしていたよう
でも 誰ひとり辞めることなく
最後までお世話してくださったそうで
みなさん口を揃えて
あんなに大変な人は他にいなかった
と笑って言う
そして その大変さと同じくらい
かわいいところがあるんだよねえ と
みなさんの笑顔を見ながら
私は心から思った
ああ やっぱりみんな
あるがままで良いんだな
おばちゃんが私に教えてくれた
大切なこと
おばちゃんのことお世話させてもらえて
ほんとうに良かった
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