近くの木の実が落ちて
芽が出て スクスク
大きくなることを許された杉
モミジの木よりはるかに背が高くなって
不思議な立ち位置で立ちはだかっている
ここまで大きくなるまで
誰も切らなかったことが不思議になる
きっと誰の計算も働いていない
自然に育った木だから
なぜかそこに立っているのも自然で
歴代の住人に違和感を
感じさせなかったのかもしれない
実際自分達も
あまり気に留めていなかったし
今では大きくなり過ぎて
そこにある不思議さが前面に
木も人間関係みたいに
違和感が小さいうちに
早く気づいて切るのはお互いのため
大きくなってしまったら
がんばって切る方法を探るも良し
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