2019年3月17日日曜日

3月17日




山にいた頃は
ゆっくり鏡を見る時間もなく
鎌倉に帰ってきて
ようく自分の顔を見てみると
点々だらけで
すごいことになっている

正確には
ようく鏡を見たのなんて
中学生以来くらいかもしれない

自分の顔なんて
ようく覗き込んでこなかったから
人の顔もよく見ていなかった

自分の顔のすごさと
人とを比べたことなどなかった


もう手遅れなので
受け入れる方向しか選択肢にない

国が違えば
なんてことはない
顔の模様みたいなもの



父は相手の気持ちなんて考えずに
そのとき思ったことを口に出すと
いちいち私が傷ついて
わんわんとうるさいので
困ってると思う

本人は傷つけるつもりも
意地悪言ってるつもりもないのだから

最近私はなんでもかんでも
気にくわないこと言われると
全部父のせいにしたくなる病気にかかっている

父が生きてる限り
娘はずっと甘えん坊なのだと
今日のところは
開き直ることにする


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