山にいた頃は
ゆっくり鏡を見る時間もなく
鎌倉に帰ってきて
ようく自分の顔を見てみると
点々だらけで
すごいことになっている
正確には
ようく鏡を見たのなんて
中学生以来くらいかもしれない
自分の顔なんて
ようく覗き込んでこなかったから
人の顔もよく見ていなかった
自分の顔のすごさと
人とを比べたことなどなかった
もう手遅れなので
受け入れる方向しか選択肢にない
国が違えば
なんてことはない
顔の模様みたいなもの
父は相手の気持ちなんて考えずに
そのとき思ったことを口に出すと
いちいち私が傷ついて
わんわんとうるさいので
困ってると思う
本人は傷つけるつもりも
意地悪言ってるつもりもないのだから
最近私はなんでもかんでも
気にくわないこと言われると
全部父のせいにしたくなる病気にかかっている
父が生きてる限り
娘はずっと甘えん坊なのだと
今日のところは
開き直ることにする
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